ボーダー・コリー
原産地
理想体高
沿革
- イギリス原産の牧羊犬の中でもっとも作業能力が高いといわれるボーダー・コリーだが、近縁のラフ・コリーほど優雅なスタイルや秀でた顔貌を持ち合わせていなかったため、純粋種としての認定が遅く、つい近年まで公認されなかった。ボーダー・コリーの祖先犬は、8世紀後半から11世紀にかけてスカンジナビア半島を中心に発生したバイキングが、英国に持ち込んだトナカイ用の牧畜犬だったといわれている。しかし、ラフ・コリーなどがショー・ドッグの道を選択したのに対し、ボーダー・コリーは作業能力のみが重視されたため、牧場にとりのこされ、都市生活者や国外に知られる機会が少なかった。ボーダーとは、国境、県境という意味だが、イングランドから見るとスコットランドは辺境であり、辺境の牧羊犬という意味がこめられている。
習性・性格